ハシバ木の家

田舎―国語辞典によれば「田舎」は、「都会から離れたところ、地方、人家が少なく田畑の多いところ」などと定義されています。 しかし田舎に行きさえすれば、「田舎暮らし」ができるとは限りません。

ここ数年、田舎暮らしに憧れて都市部から移住される方が増えています。一方で、田舎に住み始めたものの理想と現実とのギャップから、 本来の田舎の魅力を感じられぬままに都会へ戻る人も少なくないと聞きます。
確かに都会の便利さに比べれば、田舎暮らしはそれなりの労力や手間がかかり大変なことも多いもの。 けれど田舎には、それにもまさる楽しさや豊かさ、美しい自然があります。 その土地への正しい理解と認識、そして楽しむ気持ちをもてば、たとえ都会以外で暮らしたことのない方や県外からのIターンの方でも、 田舎暮らしを成功させることができるはずです。

ハシバ木の家は信州の地元工務店ならではの経験を生かして、真の魅力を感じていただけるよう、 お施主様と一緒に田舎暮らしを考え本当の豊かさをつくりだして、みなさまの「田舎づくり」「ふるさとづくり」をお手伝いしています。

ここでは、当社がお手伝いした3軒のお宅の暮らしぶりをご紹介します。 田舎で暮らす楽しさや日々のことなどを1年間、毎月リポートしました。ぜひご覧ください。
1年間、中信地方にある3軒のお宅の暮らしぶりと四季の移り変わりをご紹介してきました。 それぞれの季節に、それぞれのすばらしさがあり、日本に四季のあることを感謝せずにはいられません。

春の芽吹き、風薫る新緑、真夏の日差しと影、紅葉の彩り、白く静まり返る冬―。
長い冬があるから春の訪れに心が躍ります。寒さが厳しいから、人のぬくもりがいっそう温かく感じられます。

田舎では、都会では感じることのできない季節の移り変わりを体感することができます。 数少ない写真ではありますが、何かを感じ取っていただければ幸いです。

田舎で暮らすことは、自分自身の田舎生活のスタイルをつくることです。田舎の魅力は、人それぞれです。
森や川に囲まれて鳥のさえずりに目を覚ます。
農作業に精を出し、生長と収穫の喜びを知る。
庭先でとれた山菜天ぷらの美味さに舌鼓をうつ。
小径の脇に咲く小さな花の命に思いを寄せる。
緑陰でお茶を楽しみ、木漏れ日のまぶしさに目を閉じる。
人とふれあい、優しさに心を震わせる。

―人間がもつすべての感覚で生活感を味わえることが、豊かに生きることなのだと思います。

さあ、あなたも田舎暮らしをしてみませんか?
きっと、これまでに感じたことのない、新しく豊かな暮らしが待っています。