ハシバ木の家

上部の塗り壁に付け柱をアクセントに配した外壁。 お父様は和のテイストを取り入れた清楚な印象の庭をお孫さんと散歩するのが楽しみ。
東西南北、四方に風が抜けるよう考えられた間取り。 ナラの無垢材を使った床は裸足でも気持ちいい。
キッチンは落ち着いたダークブラウンの面材でシックにまとめた。
広い芝の庭は格好の遊び場。いつも元気な声が響く。 玄関ポーチから直接庭が見えないよう配慮された格子も洒落ている。

2階の子供部屋にも収納がたっぷり。

古材の化粧梁が印象的なリビング。茶系でコーディネートした落ち着けるインテリア。

広い芝生の庭に男の子のはしゃぎ声が響き、それを見守る大人たちの笑い声が広がる。 そんな和やかなシーンがごく日常的なU邸。60代の両親、30代の子夫婦と孫が一緒に暮らす三世代の住まいは、 キッチンもお風呂も玄関も一緒の完全同居スタイルだ。
家の施工を依頼したのは、環境に優しく、長期にわたり快適かつ安全に暮らせる住まいづくりを提案するハシバテクノス株。 両親が以前住んでいた家のリフォームを頼んで以来のお付き合いという。
「リフォームをお願いしたとき、その熱心で丁寧な仕事ぶりに感激しました。 とても良い木材や、シックハウスなどにも対応した建材を使っていることも安心してお願いできる要素でしたね」というお母様。
ハシバ木の家は、換気量・気密性能・ホルムアルデヒドの三項目について、全棟を第三者機関により測定し表示している。 「新築独特の気になる匂いが全くない」と家族の皆がいう。
リビングの化粧梁や玄関の飾り柱など、所々に古材を使ったデザインはハシバテクノスならでは。 古民家の解体時に仕入れた梁や柱、アメリカからも古材を直輸入し、万全の品質管理を施している。 古材をアクセントに使うことで、新しい家にしっとりとした表情が生まれる。

客間に使用している和室。左手前の床にあるのが電気蓄熱床下暖房の自然対流口。

グリルハウスの内部。大人十数人でもゆったり座れる。気の置けない仲間とする焼肉パーティーは最高。

両親の以前の住まいは灯油暖房で光熱費が高く、またアパートに住んでいた子夫婦も空気を汚さず、 ランニングコストの安い深夜電力蓄熱暖房を希望していた。
ハシバテクノスで取り入れている 「電気蓄熱床下暖房システム(スラブヒーター)」にとても魅力を感じたというのは、娘婿であるご主人。
「子どもがいるので、空気が汚れない暖房がいいなと思っていました。ボイラーなど稼動部品がないので、 劣化して壊れる要素がないのも気に入りましたね」とエンジニアらしい視点。
深夜電力を利用することでランニングコストを抑え、柔らかな低温輻射熱と気流を起こさない自然対流熱で部屋の温度差をなくし、 寒くもなく暑くもない、暖房感を感じさせないとても優しい体感だ。また高気密・高断熱住宅に最適な暖房でもある。 ハシバ木の家は、住宅の気密性を表す係数の値が1㎡あたり1㎠と国際的基準の高気密だ。 「その分、窓の配置を考え、風通りのいい間取りにしました」(設計担当者)
具体的な間取りはお母様と子夫婦を中心に進められた。プランニング中に世代間のギャップはなかったのだろうか。 「キッチンを一緒に、というのは子世帯からの希望でした。敷地に余裕があるので、 2軒建てた方がいいのかいろいろ考えましたが、今はお互い助け合えることも多いですし、とてもよかったと思っています」とお母様。 「親だけで育てるより、大勢の大人がいるほうが子どものためにもいいと思いました。 母がつくる野菜たっぷりの料理も食育になると感謝しています」という奥様。
それぞれの希望を汲み取り、何度も何度も図面を書き直した設計担当者。 初期プランから図面完成まで約半年かかった。その熱意に全員が満足できる住まいづくりができたという。

敷地面積 471.99m2(142.77坪)
延床面積 199.48m2(60.34坪)
1F面積 100.11m2(30.28坪)
2F面積 99.37m2(30.06坪)
デッキ面積 11.59m2(3.51坪)
工法 木造在来工法(金物構法)
基礎 RC造ベタ基礎
構造材 ヒバ集成材、ホワイトウッド集成材、レッドウッド集成材、米マツ他
断熱材 屋根/水発泡ウレタン148mm
外壁/水発泡ウレタン71mm
基礎/スタイロフォーム50mm
屋根材 アルミ亜鉛メッキ鋼板横葺き
外装材 1階/タイル
2階/窯業系サイディング アクリル樹脂系塗料コテ仕上げ(汚れ止め塗装)
床材 ナラ無垢フローリング(自然塗料仕上げ)
開口部 アルミ・樹脂複合断熱サッシ+Low-E複層ガラス
キッチン クリナップ
キッチン熱源 IHクッキングヒーター
バスルーム クリナップ
給湯 エコキュート
その他 スラブヒーター(深夜電力利用床下蓄熱暖房システム)